【体験談】手術日〜翌日

※この記事は手術後の写真や切り取った皮膚を掲載しています。苦手な方は閲覧をご遠慮ください。また、閲覧されて気分を害されたなどの場合の責任は負いかねます。閲覧は自己責任にてお願いいたします。

受付

手術当日。日曜日の13時45分の予約でした。

いつも通りの時間に起きて、午前中はいつも通りに洗濯などを済ませて少し早めの昼食を摂り、電車でイセアクリニックさんのある銀座に向かいました。

銀座駅には13時10分頃に到着したので近くのスタバでコーヒーを飲んでまったりしてから、13時40分頃に受付に行きました。

受付でまず支払いをしますが、前日の夜からなんだか緊張してきてしまったためこのタイミングで笑気麻酔をつけて欲しいとお伝え。オプションになるので、笑気麻酔と合わせた金額を支払います。

程なくして手術室に呼ばれ、『お洋服が汚れてしまいますので、こちらにお着替えください。』と、小学生のときにプールの着替えで使うようなタオル?を渡されます。(上がゴムになっていて、ボタンで留まっているワンピースのようなもの)

広範囲を消毒するとのことなので、上はブラもはずして、下はレギンスを履いたまま(自己判断)で、着替えて待機。

手術

準備

手術台の上に仰向けで寝て、消毒をしていきます。

胸元までタオルケットをかけていただきますが、『お部屋の温度は大丈夫ですか?』と聞かれました。

室内はディズニーのピアノ音楽が流れてリラックスできる感じ。

手術自体は20分程度で終わるとのことでしたが、入室後にいろいろ準備をして10分位経ってからいよいよ、青いシートかけられたりし始めます。

鼻の上に笑気麻酔のカップ付きの管のようなものが乗せられ、『それではこれから笑気麻酔していきますね。体が重くなっていきます。怖かったり、気分が悪くなったら言ってくださいね。』と声をかけられます。いよいよ!怖い!(痩せ我慢)

麻酔(笑気麻酔・部分麻酔)

『少し甘いニオイがします。肺の中にある空気を吐いて、ゆっくりと吸ってください。怖くなったら言ってください。』

優しくお声がけしてくれてありがとうございます!とても怖い!怖いけど!なぜか、いっぱい吸っとかないともったいないな!という気持ちになってすごく吸い込みました。

吸い込むごとに、徐々に視界がぼやけていき、看護師さんの掛け声が遠くに聞こえるようになっていきました。

二回吸ったあと『効いてきましたか?』と聞かれて『結構効いてます…』と答えたところまでは記憶があります。

三回目を吸って、あぁ気持ち悪いなぁ怖いなぁ、何も聞こえないなぁ、と思いながら、四回目を吸ったところで意識がなくなりました。

麻酔が効いていたのは、おそらく5分程度の間だけだったと思いますが、その間に先生が入ってきて部分麻酔をしていただいていたようです。

ものすごく、頭の中がフル回転する怖いような面白いような疲れる夢を見て、突然パッと現実に戻ってくるような感覚で『意識戻りましたか?』という看護師さんの声掛けの途中で意識が戻りました。

あ、はい…と、答えながらそれまで閉じていた目をパッチリ開いて(…あれ?今何しているんだろう?手術中で、麻酔をしていて…目が覚めたところで…)と、情報を整理し始めました。

状況をあまり理解できていない間に「もう終わったんですか?」なんて聞いたら『腕に麻酔をしたところです。』と教えてくれました。

額に汗を滲ませながら、少しずつ頭の中で情報を整理。

『これから意識がある状態で、手術をしていきますが、引っ張られたりする感覚はあります。染み込むようなタイプの麻酔ですので、稀に少し痛みを感じることもありますので痛かったらすぐに教えてくださいね。』

そうかー、手術するのかー。と、ガス麻酔から覚めたとはいえ、ぼーっとしていて、腕に麻酔をし受け、もう逃げようもない状況で(当たり前)ほどなくして先生が戻ってきて『意識戻りましたかね。』と声をかけてくださいました。

「はい、大丈夫です。」と答え、先生が準備をしている間に看護師さんから『布をかけるんですが、その前に目にガーゼ乗せますか?眩しいので。』と、聞かれて「お願いします。」と。至れり尽くせり。

上半身は手術箇所は穴が空いていますが基本的には布をかぶっており、下半身もタオルケットをかけているので暑がりな人は少し涼しめにしてもらうといいかもしれませんね。

手術スタート

『それじゃあ始めていきましょうね。』と先生のお声がけで手術スタート。

「お願いします。」と答えます。

手術って、こんなにコミュニケーションを取りながらするもんなんですね。

『メス』とか『ハサミ』とか先生が本当にTVドラマみたいに言っているので

(あー、切られているんだ。)

(あー、縫われて結ばれているんだ。)

と見えないけれど感じました。

引っ張られたりする感覚だけで憶測として書きますが手順としては、まずメスで紡錘形に皮膚を切り、半分ずつ脂肪細胞ごと腕から剥がしていきました(多分)

途中、その傷口が繋がるかどうか?を皮膚をギューッとつまみながら確認していたような気がします(多分)

そして最後に丁寧に縫合していき、完了(多分)

『イチさん、切り取った皮膚、見ますか?』と突然看護師さんに聞かれて笑ってしまいました。

「えっ、いいんですか?見たいです。」と即答。

『見れるようにしておきますね。』とのこと。

(もしや見れない状態でそこに皮膚が置いてあるのだろうか…)

手術が終わると先生から『これで手術は完了ですからね、お疲れ様でした。』と声をかけられ「ありがとうございました。」と受け答えをします。あっという間!

先生は先に退室され『それでは、布を外していきますね。』と看護師さんに声をかけられ片付けが始まります。

手術後

先生が座った椅子の横にある時計を見ると、手術室に入ってから30分位しか経っていませんでした。早!

広範囲に塗られた消毒(イソジン)を拭き取っていただき、起き上がってすぐに手術痕をチラ見するもすぐに厚いガーゼを当て、テーピングで固定します。傷口が開いたりしないよう、可動域が制限されます。

『腕を上げたりしないで、(反対側の胸付近に動きのガイドをされながら)動かすのはこのへんまでにしてくださいね。』

『お着替えされる際は手術下側を労って、着るときは左腕から、脱ぐときは左腕を後にしてくださいね。』

と、看護師さんに丁寧に説明していただきながら処置をしていただきました。

手術痕はきれいに縫われていました。

固定は2〜3日後の再診時に外していただくので帰る前に次の予約を取っていきます。

固定が終わると、手術室で一人で着替えをします。

切り取った皮膚

※念の為確認ですが、切り取った皮膚をこのあと掲載します。

着替えが終わると、『こちらが切り取った皮膚です』と、手術室の端にある台の上にぽつんと置いてある私の皮膚をご紹介いただきました(笑)

グロいですね。

皮膚が切り取られた衝撃よりも、思ったより皮下脂肪の層が厚く、“あー、太ったなあ”と感じながら「黄色いの、脂肪ですよね?」と、看護師さんに確認してしまいました。

手術室は心なしか血液っぽいニオイとタンパク質を焼いたようなニオイ(電気メス?使ったのか?)がしました。

手術後

ガーゼを当てて固定をした腕はこんな感じ。このまま2〜3日、濡らさないように過ごします。

帰ってから撮った写真ですが、着替えがしやすいように前開きのノースリーブのワンピースで行きました。

ボリュームのある固定なので着るものを選びますね。

飲み薬

化膿止めの抗生物質と痛み止めを3日分、各6錠ずつ処方されました。

クラリスとロキソニン。

私がフロモックスなどのセフェム型抗生物質のアレルギーだからか抗生物質はクラリスでした。朝晩二回。

ロキソニンは空腹時に避けてね。とだけ。頓服。

固定が外れる再診は、先生がいる日ということで2日後に予約を取って手術日は終了です。

帰宅後〜翌日

やはり皮膚を切っていますから、鎮痛剤がも時間が経って効果が切れれば痛みを感じます。

当日、翌日は浸出液のようなニオイと、絆創膏を数日貼り続けたようなニオイがなんとなくしました。

痛みやつっぱりは特に気になるほどはなく、翌日はテープ箇所が痒くて痒くて仕方なかったです。